心を温めて

二作目のちはまこです。
ほのぼのよりも甘さ強めにしてみました。
千早がかなりデレてます。








温かい、と思う。
まるで彼女の体温が手を通して流れ込んでくるように。
手を繋いでいるだけでひとつになれる気がする。
そんなことを考える自分自身がちょっと恥ずかしい。
「どうしたの?」
顔に出たのか、彼女が振り返って覗き込んできた。
安心させる為にちょっとだけ微笑む。
「何でもないわ。…真」
「そっか」
それだけ言うと真はすぐに体勢を戻した。
横になっている千早にはベッドに腰かける真の斜め後ろ顔しか見えない。
でも右手をしっかりと握ってくれる。
「ねえ千早」
「ん」
「疲れたなら寝ていいんだよ?」
身体をこちらに向けて、そっと手を伸ばしてきた。
千早の前髪に優しく触れる。
その指の動きに、自然と眠りへと誘われる。
うっとりして真を眺めていると、唇に柔らかい感触がした。
その正体が何なのかは何回もしてきたから分かる。
「千早、おやすみ」
甘い声で囁かれる。


「おやすみなさい」
次に起きる時は、また同じ笑顔を見せて。









ちょっと短めになりました。
この前に何があったのかはナイショです。
今までのは甘さ控えめなので今回は糖分多めですw
やろうと思えばもっともっと甘々にできるんですけどね。
でもそういうのは書いてる途中で自分で恥ずかしくなって自滅しますww
ちはまこはこれで2回書いたので次はまた別のCPにする予定です。